2019年03月09日(土)
スクリーンに映し出される名画と珠玉の名曲 MUSEO MUSIC
森麻季 音の美術館
日本を代表するソプラノ森麻季が、いよいよ黒崎ひびしんホールに登場します。しかも、テーマはイタリア美術と音楽という「美」のコラボレーション!タイトルは『音の美術館』です。
ヨーロッパの輝かしい栄光の時代を彩ってきたレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ボッティチェルリなどのイタリア名画を背景に、アヴェ・マリアの名曲たちから、イタリア・バロック歌曲、イタリア・オペラ珠玉のアリアまで、森麻季がもっとも得意とするイタリア歌曲による魅惑のレパートリーを美しく歌い上げます。
語りは、ヨーロッパ芸術の造詣が深く、ヨーロッパ文化を面白く語ることで人気の文化芸術プロデューサー浦久俊彦。思わず誰かに話したくなる歴史トークもお楽しみいただけます。壮麗なイタリア絵画とイタリア音楽による「美の饗演」は、まさに黒崎ひびしんホールにふさわしい、とっておきのひとときです。
東京藝術大学、同大学院独唱専攻、文化庁オペラ研修所修了。
ミラノとミュンヘンに留学し、プラシド・ドミンゴ世界オペラコンクール「オペラリア」等多数の国内外のコンクールに上位入賞を果たす。
ワシントン・ナショナル・オペラ《後宮からの逃走》でアメリカ・デビュー以来、ワシントン・ナショナル・オペラとロサンジェルス・オペラにおいて、《リゴレット》《パルシファル》《ホフマン物語》《こうもり》《ウェルテル》でドミンゴ、フォン・シュターデ、アラーニャ、ケント・ナガノ、ジューン・アンダーソン、ブレンデル、オブラスツォワ等と共演。
ルイージ指揮ドレスデン国立歌劇場《ばらの騎士》、エディンバラ音楽祭《リナルド》、ノセダ指揮トリノ王立歌劇場《ラ・ボエーム》でフリットリやアルヴァレスと共演し、国際的な評価を得る。
2015年兵庫県立芸術文化センター開館10周年記念オペラ《椿姫》のヴィオレッタは、連日スタンディング・オペーションとなり、2017年11月モンテヴェルディ生誕450年を記念した鈴木優人指揮BCJ歌劇《ポッペアの戴冠》のタイトルロールで好評を博す。
コンサートではアシュケナージ、テミルカーノフ、インバル、小澤征爾、チョン・ミョンホン、ハーヴォ・ヤルヴィ、ハーディング等の著名指揮者やNHK交響楽団、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルのメンバー、フランクフルト放響、サンクトペテルブルグ・フィル等の内外の主要オーケストラ、ドレスデン聖十字架教会合唱団などと共演し成功を収める。
古典から現代まで幅広いレパートリーを誇り、コロラトゥーラの類稀なる技術、透明感のある美声と深い音楽性は各方面から絶賛され、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」メインテーマやNHK「The Land of the Rising Sun」(宮本亜門演出)に出演するなど、日本を代表するオペラ歌手として常に注目を集めている。
9月にデビュー20周年記念CD「至福の時~歌の翼に」をリリース(エイベkックス・クラシックス)。
ワシントン・アワード、五島記念文化賞、出光文化賞、ホテルオークラ賞を受賞。
ツイッター https://twitter.com/makimori_sop
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。97年同大学院音楽学専攻終了。在学中に安宅賞受賞。
古典から近代にわたるイタリア歌曲を嶺貞子氏に、ドイツ歌曲を佐々木成子、ライナー・ホフマン各氏より学ぶ。
ピアノを川口恒子、渡辺健二、高出紘子の諸氏に、また、音楽学を舟山隆、本田脩の各氏に師事。
声楽の伴奏者としては常に深く信頼され、これまで著名な歌手と数多く共演を重ねる。現在、東京藝術大学声楽科伴奏助手、二期会イタリア歌曲研究会ピアニスト。
文筆家、文化芸術プロデューサー。パリで音楽学、歴史社会学、哲学を学ぶ。フランスを拠点に20年以上にわたり、音楽・芸術分野だけでなく、M.O.F. (フランス最優秀職人)の支援など、幅広く総合文化プロデューサーとしても活躍。帰国後、三井住友海上しらかわホールのエグゼクティブ・ディレクターを経て、現在、浦久俊彦事務所代表。
多彩な分野のアーティストのオリジナル企画を手がけるほか、一般財団法人欧州日本藝術財団代表理事、代官山未来音楽塾塾頭、サラマンカホール音楽監督として、日本とヨーロッパの文化芸術交流にも力を注いでいる。著書に『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』(新潮社)、『138億年の音楽史』(講談社)、『悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト~パガニーニ伝』(新潮社)がある。
公式ホームページ:http://www.urahisa.com
ジョット・ディ・ボンドーネ (1267-1337) 『キリストの磔刑』 『荘厳の聖母』
フラ・アンジェリコ (1387-1455) 『アンナレーナ祭壇画』 『サンマルコ祭壇画』
フィリッポ・リッピ (1406-1469) 『聖母子像』 『聖母子と天使』
ピエロ・デラ・フランチェスカ (1412-1492) 『キリストの降誕』
ベノッツォ・ゴッツォリ (1421-1497) 『東方三博士の旅』
ジョヴァンニ・ベリーニ (1430-1516) 『牧場の聖母』
アンドレア・マンテーニャ (1431-1506) 『キリストの磔刑』 『ゴンザーガ家の人々』
サンドロ・ボッティチェッリ (1445-1510) 『ヴィーナスの誕生』 『プリマヴェーラ』 『聖母子(書物の聖母)』 『ざくろの聖母』
ペルジーノ (1448-1523) 『慰めの聖母』 『愛欲と純潔の戦い』
レオナルド・ダ・ヴィンチ (1452-1519) 『モナ・リザ』 『受胎告知』 『白貂を抱く貴婦人』 『岩窟の聖母』
ミケランジェロ・ブオナローティ (1475-1564) 『システィーナ礼拝堂の天井画』 『アダムの創造』
ジョルジョーネ (1477-1510) 『眠れるヴィーナス』
ラファエロ・サンティ (1483-1520) 『ベルヴェデーレの聖母(牧場の聖母)』 『サン・シストの聖母(システィーナの聖母)』 『椅子の聖母』
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ (1488-1576) 『ヴィーナスとアドニス』 『フローラ』
バルトロメオ・ヴェネト (1502-1555) 『フローラ』
フェデリコ・バロッチ (1535-1612) 『エジプトへの逃避途上の休憩』
ミケランジェロ・メリージ・カラヴァッジオ (1571-1610) 『聖マタイの召命』 『果物籠』 『リュートを弾く若者』
ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ (1696-1770) 『聖痕を受ける聖フランチェスコ』 『フローラの勝利』
フランチェスコ・アイエツ (1791-1882) 『接吻(キス)』 『ロミオとジュリエット』 『エルサレムの近くで飢え渇く十字軍』 『復讐の誓い』
■ お問い合わせ
黒崎ひびしんホール
〒806-0034 福岡県北九州市八幡西区岸の浦2丁目1-1
TEL:093-621-4566 FAX:093-621-4522