2020年01月26日(日)
V.4 ~4人の美しきヴァイオリニスト~
ヴァイオリン~その神秘と魅惑の世界へ
日本が誇る4人の美しきヴァイオリニストによる新ユニットがついに誕生!人の手によるもっとも完璧な楽器といわれるヴァイオリン。その誕生から5世紀を経たいまも、謎に包まれた神秘の楽器。その奥深さと魅力を伝えたい!とクラシック音楽界の第一線で活躍する4人の一流女流ヴァイオリニストが集結しました。
二重奏、四重奏など多彩な編成でヴァイオリンならではの艶やかな音色と、変幻自在な表現力を味わい、誰もがヴァイオリンの奥深い魅力を堪能できるコンサートです。
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渡辺 玲子 Reiko Watanabe(Violin)超絶的なテクニック、玲瓏で知的な音楽性、切れ味鋭い官能性とその広いレパートリーで世界のヴァイオリン界をリードする逸材。1984年ヴィオッティ、1986年にパガニーニ両国際コンクールで最高位を受賞。 これまでワシントン・ナショナル響、ロサンゼルス・フィル、セントルイス響、ヴァンクーヴァー響、フィルハーモニア管、BBC響、ウィーン・トーンキュンストラー管、ロシア・ナショナル管、サンクトペテルブルク響、バンベルク響、武漢響などと共演。近年は、ダンス・カンパニー「Noism」とケネディ・センターなどでたびたび共演するなどダンス、バレエとのコラボレーションも積極的に行う。 また、演奏活動の傍ら、国際教養大学特任教授を務め、ラジオ番組「渡辺玲子の弓語り」のパーソナリティーを務める。深い洞察力に裏付けられたレクチャーと演奏の企画、「青少年のためのレクチャーコンサート」、「大人のためのレクチャーコンサート」も注目を集めている。 05年、第35回エクソン・モービル音楽賞奨励賞受賞。18年には世界で活躍する女性に与えられる「リコグニション・アウォード2018」を受賞。最新CDは2019年にリリースした「poetry」。 http://www.reikowatanabe.com/ ©Yuji Hori |
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小林 美恵 Mie Kobayashi(Violin)東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学を首席で卒業。在学中に安宅賞、福島賞を受賞。1990年、ロン=ティボー国際コンクールヴァイオリン部門で日本人として初めて優勝。以来、国内外で日本を代表するヴァイオリニストとして活躍。これまでに、国内の主要オーケストラ、ハンガリー国立交響楽団、プラハ交響楽団のソリストとして、充実した演奏を高く評価された。2015年はデビュー25周年を迎え、2年間で6回の記念リサイタルを好演。また2018年からは、Hakuju Hall にてヴァイオリンの魅力にせまるリサイタル「小林美恵 華麗なるヴァイオリンの伝説」(全6回)を行っている。最新CDは「J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ& パルティータ(全曲)」。現在、昭和音楽大学客員教授。 http://miekobayashi.com/ ©Akira Muto |
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川久保 賜紀 Tamaki Kawakubo(Violin)2001年サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクール優勝、2002年チャイコフスキー国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門最高位受賞以来、主要な北米オーケストラと共演し、豊富なステージ経験を積む。日本では1997年、チョン・ミョンフン指揮アジア・フィルのソリストとしてデビュー。以後、国内外様々なオーケストラと共演を重ね、高度な技術と作品の品位を尊ぶ深い音楽性に高い評価を得ている。近年は自ら企画するコンサートを行なうなど、コンサート・プロデューサーとしての才能も発揮、後進の指導にも積極的に取り組み、2018年より桐朋学院大学院(富山校)大学教授に就任。 https://tamakikawakubo.com/ ©Yuji Hori |
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松田 理奈 Lina Matsuda(Violin)2014年第10回日本モーツァルト音楽コンクール第1位。2002年にはトッパンホールで「16才のイザイ弾き」というテーマでソロリサイタル開催。2004年、第73回日本音楽コンクール第1位、2007年にはサラサーテ国際コンクールにてディプロマ入賞。これまで国内の主要オーケストラに加え、ハンガリー国立フィル、ヤナーチェク・フィル、スーク室内オーケストラ、ベトナム響など数々の楽団や著名指揮者と共演。2006年ビクターより「ドルチェ・リナ」、2008年に「カルメン」、2010年には「ラヴェル・ライブ」をリリース。イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲集は、「レコード芸術」特選盤に選出された。そして、2018年5月にはブラームスとフランクのソナタを収録した5枚目のアルバムをリリースした。 http://linamatsuda.com/ ©Naruyasu Nabeshima |
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近藤 嘉宏 Yoshihiro Kondo(Piano)桐朋学園大学を首席卒業。ミュンヘンにてゲルハルト・オピッツ氏のもとで更なる研鑚を積む。1987年日本音楽コンクール第2位。1992年ミュンヘン響との共演でデビュー。以後サントリーホール、ザ・シンフォニーホールなどの主要ホールでリサイタルを開催。2004年、カーネギーホール、2006年、ウィーン・ムジークフェラインでリサイタルデビュー。2016年、ミュンヘンのマックス・ヨゼフ・ザールでリサイタルを開催、ウィーンのムジークフェライン大ホールにベート-ヴェンの「皇帝」でデビューを飾った。数多くの国内外のオーケストラに客演し、ネーメ・ヤルヴィ、トーマス・ザンデルリンク、広上淳一、外山雄三の各氏をはじめとする数多くのマエストロと共演を重ねている。2018年、光州市立交響楽団(韓国)定期演奏会に招かれるなど、国際的な活動にも益々の広がりを見せている。現在までに30タイトル以上のCD及びDVDをリリース、プロデューサーにギタリストの鈴木大介を迎えたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲の録音では、深化した音楽性に高い賞賛が寄せられている。 www.facebook.com/yoshihirokondopianist/ |
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浦久 俊彦 Urahisa Toshihiko文筆家、文化芸術プロデューサー。サラマンカホール音楽監督、代官山未来音楽塾塾頭、一般財団欧州日本藝術財団代表理事、三島市文化アドバイザー。パリを拠点に文化芸術プロデューサーとして活躍。帰国後、三井住友海上しらかわホールのエグゼクティブ・ディレクターを経て、現在、浦久俊彦事務所代表。多彩なアーティストのオリジナル企画を手がけ、文化芸術ナビゲートとしても全国で活躍している。また、日本とヨーロッパの文化交流活動、音楽をよりよい社会創りに活かす人材の育成、地域の音楽文化の振興など、その活動は多岐にわたる。著書に『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』、『悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト』(以上、新潮社)、『138億年の音楽史』(講談社)などがある。公式ホームページ:http://www.urahisa.com |
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