2021年01月24日(日)
MUSEO MUSICA
森麻季~音の美術館 日本の美と西欧の叙情
日本を代表するソプラノ森麻季の真骨頂として絶賛を浴び、全国でロングラン公演を続けている『森麻季~音の美術館』に、いよいよ待望の日本編が登場します。
「花は咲く」「浜辺の歌」「からたちの花」など、おなじみの名曲を日本の四季折々の音の歳時記としてお届けする第一部。そして、西欧が日本の美と神秘に魅せられたジャポニズム期のヨーロッパの珠玉の名曲やオペラ・アリアを、狩野派の傑作をはじめ、北斎など浮世絵の巨匠から、美人画の竹久夢二とともにお届けする第二部など、みどころ聴きどころ満載のコンサートです。
オリンピック・イヤーとして、世界中からの注目を集める2021年は、あらためて日本の自然と文化に思いを馳せ、その美と叙情を再発見する絶好の機会。まさにプレミアタイムにふさわしい、とっておきの美の饗宴です。
東京藝術大学、同大学院独唱専攻、文化庁オペラ研修所修了。ミラノとミュンヘンに留学し、P.ドミンゴ世界オペラコンクール「オペラリア」等多数の国内外のコンクールに上位入賞を果たす。ワシントン・ナショナル・オペラ 《後宮からの逃走》でアメリカ・デビュー。その後、ルイージ指揮ドレスデン国立歌劇場《ばらの騎士》、エディンバラ音楽祭 《リナルド》、ノセダ指揮トリノ王立歌劇場《ラ・ボエーム》に出演し、国際的な評価を得る。2015年兵庫県立芸術文化センターオペラ《椿姫》、2017年BCJ歌劇《ポッペアの戴冠》でタイトルロールを好演。コンサートではアシュケナージ、テミルカーノフ、インバル、小澤征爾、パーヴォ・ヤルヴィ等の著名指揮者やNHK交響楽団、フランクフルト放響等の内外の主要オーケストラ、ドレスデン聖十字架合唱団と共演し成功を収める。 透明感のある美声と深い音楽性は各方面から絶賛され、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」メインテーマや2016年文部科学省主催WFSC公式イベントに出演するなど、日本を代表するオペラ歌手として常に注目をあびる。デビュー20周年記念アルバム「至福の時~歌の翼に」をリリース(エイベックス・クラシックス)。 安宅賞、ワシントン・アワード、五島記念文化賞、出光音楽賞、ホテルオークラ賞受賞 。 https://twitter.com/makimori_sop
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学大学院(音楽学専攻)修了。在学中に安宅賞受賞。 古典から近代にわたるイタリア歌曲を嶺貞子氏に、ドイツ歌曲を佐々木成子、ライナー・ホフマン各氏より学ぶ。 ピアノを川口恒子、渡辺健二、高出紘子の諸氏に、また、音楽学を船山隆、本田脩の各氏に師事。 声楽の伴奏者としては演奏家から常に深く信頼され、これまで著名な歌手と数多く共演を重ねる。現在、東京藝術大学声楽科伴奏助手、二期会イタリア歌曲研究会ピアニスト。
文筆家、文化芸術プロデューサー。一般財団欧州日本藝術財団代表理事、代官山未来音楽塾塾頭、サラマンカホール音楽監督、三島市文化アドバイザー。著書に『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』、『悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト』(以上、新潮社)、『138億年の音楽史』(講談社)など。2020年6月に『フランツ・リストはなぜ~』の韓国語版『フランツ・リスト~ピアニストの誕生』が、韓国で出版された。
公式ホームページ:http://www.urahisa.com
●日本画
・雪舟 (1420-1506) 『黄初平図』
・狩野元信 (1476-1559) 『四季花鳥図屏風』
・俵屋宗達 (生年不詳-1640) 『風神雷神図屏風』
・菱川師宣 (1618-1694) 『見返り美人図』
・尾形光琳 (1658-1716) 『紅白梅図屛風』
・東洲斎写楽 (生没年不詳) 『三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛』
・栄松斎長喜 (生没年不詳) 『雪中秋色女』
・伊藤若冲 (1716-1800) 『紅葉小禽図』 『老松白凰図』 『群鶏図』
・鈴木春信 (1725?-1770) 『夜の梅』
・葛飾北斎 (1760-1849) 登戸富嶽三十六景」より 『神奈川沖浪裏』 『凱風快晴』
『駿州片倉茶園ノ不二』 『東海道江尻田子の浦略図』 『江都駿河町三井見世略図』 『東海道全谷ノ不二』 『東海道品川御殿山ノ不二』
「諸国瀧廻り」より 『木曾海道小野ノ瀑布』 『下野黒髪山きりふきの滝』
「千絵の海」より 『総州利根川』 『下総登戸』
「花鳥画」より 『朝顔に雨蛙』 『桔梗に蜻蛉』
・歌川(安藤)広重 (1797-1858) 「名所江戸百景」より 『亀戸梅屋舗』 『深川洲崎十万坪』 『市中繁栄七夕祭』 『浅草金龍山』 『上野清水堂不忍ノ池』 『隅田川水神の森真崎』 『両国花火』 『真間の紅葉手古那の社継はし』 『大はしあたけの夕立』
「東海道五十三次」より 『蒲原』 『由比宿』 『箱根宿』
・河鍋暁斎 (1831-1889) 『眠り猫』
・小原古邨 (1877-1945) 『アカゲラ』 『鯉』 『雪の翡翠』
・橋口五葉 (1881-1921) 『京舞妓』
・竹久夢二 (1884-1934) 『藤の花』 『七夕』
・山川秀峰 (1898-1944) 『婦女四題 赤い襟』
●フランス印象派 絵画
・エドゥアール・マネ (1832-1883) 『草上の昼食』
・エドガー・ドガ (1834-1917) 『舞台の2人の踊り子』
・クロード・モネ (1840-1926) 『印象(日の出)』 『散歩、日傘をさす女性』 『睡蓮』
・ピエール・オーギュスト・ルノアール (1841-1919) 『菊』
・ギュスターヴ・カイユボット (1848-1894) 『パリの通り雨』 『雨中の川岸』
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