2025年08月03日(日)
人形劇「カモメに飛ぶことを教えたドラ猫の物語」
人形劇団プークが長年にわたり交流を深めてきた、ブルガリア・ソフィア人形劇場との共同制作公演。種族の違いを超え、深い愛情と信頼で強く結ばれたカモメと猫たちの物語は、人間とはどうあるべきか、そのシンプルな答えのひとつを私たちに示しています。
1946年「ソフィア中央人形劇場」設立。その2年後にはブルガリア初の国立劇場となり、ブルガリア人形劇界の中心的役割を果たす。2001年「ソフィア人形劇場」と改名、ソフィア市の文化機関のひとつとなる。創立以来300を超える上質な人形劇を上演。国際的な評価も高く各国のフェスティバルで権威のある賞を数多く獲得している。2002年より、ソフィア市と共催で「ソフィア・パペットフェア」を隔年開催。ストリートシアターと人形劇の国際フェスティバルとして、拠点となる2劇場をはじめ、市内様々な会場で多様なプログラムが提供されている。プークとの交流は1958年にはじまり、1975年にはプーク人形劇場で『ピーターと狼』を公演。以降も交流は続き、プーク初の海外公演の足がかりとなった。
ヨーロッパで起きた芸術運動に触発された若者達が集い、1929年に誕生した「人形クラブ」。軍国主義下の日本で活動休止に追い込まれるなど困難を乗り越え、戦後に「人形劇団プーク」として再建。プークの名前は、世界共通語のエスペラント語で人形クラブを意味する「LA PUPA KLUBO」から頭文字をとったもの。同じ言語で語り合い、わかり合うことが平和に繋がるという、平和への願いを込めた劇団名である。1971年には、日本初の現代人形劇専門劇場「プーク人形劇場」を建設。プークの人形劇はもちろん、国内外の多彩で上質な人形劇を紹介し続けている。
■ お問い合わせ
黒崎ひびしんホール
〒806-0034 福岡県北九州市八幡西区岸の浦2丁目1-1 TEL:093-621-4566 FAX:093-621-4522
■ 備考
協力:駐日ブルガリア共和国大使館
助成:文化庁文化芸術振興費補助金、劇場・音楽堂等間ネットワーク強化事業、独立行政法人日本芸術文化振興会